糖尿病 [外来診療]

糖尿病診療の様子   *糖尿病外来の初診は完全予約制となります*

 

当院院長の鈴木吉彦が監修・コメンテーターを務め、インクレチン関連薬と今後相次いで登場する新薬を駆使し、HbAc5.0%台を目指すための薬物療法のあるべき姿を探った「専門医の処方を読む」や、()ファーマシー池田代表取締役池田賢一薬剤師が守屋藍子薬剤師とともに、糖尿病治療薬の指導ポイントを書いた「エキスパートの服薬指導」が掲載されている、『2型糖尿病 血糖正常化を目指すための薬物療法のあり方』をダウンロードしてお読みいただくことができます。 2型糖尿病 血糖正常化を目指すための薬物療法のありかた

当院の糖尿病治療について

特徴

東京のみならず、日本でもトップレベルの糖尿病外来を目指しています。高い水準でありながらも、待ち時間が短い外来で、ベテランの医師(糖尿病専門医)から指導をうけるシステムを目指しています。 鈴木医師が院長です。江本医師は、各地の有名な病院で外来をもつベテラン医師です。丁寧で、ハイレベル、かつ、スピーディな医療をご提供いたします。 糖尿病の基礎教育については、鈴木医師の書籍をお読みいただくことにより、十分な糖尿病の知識を得ていただくことをお願いしています。外来患者様の多くは、書籍の愛読者が多いのが当クリニックの特徴です。 米国にはIDCという有名な糖尿病センターがあります。糖尿病専門医に対するアルゴリズムを普及させている有名な施設です。 彼らのアルゴリズムよりも、もっと優秀なアルゴリズムを創りたい、日本で創りたい、都心の中心の半蔵門で創りたい、できれば、Hanzomon(半蔵門) にあるDiabetes Center(糖尿病センター)にしたい、というのが院長の希望です。

最初に来院される患者様は、血糖管理不良の方がほとんどです。

当院の初診患者様の、半数以上はHbA1cが7%以上です。都内だけでなく全国から来院されています。大半の患者様は、近隣に信頼できる糖尿病専門医がみつからない、インスリン注射が嫌だ、現状の治療には納得していない、というような患者様が大半です。そうした方々が、鈴木院長の書籍を書店でみつけたり、噂を聞いて名前をネットで検索して来院される方が、当院の初診患者様のほとんどです。もちろん、近隣の糖尿病患者様も来院されます。(以下の図の数値は、JDS値で表示してあります。NGSP値で見るためには、0.4% を加えてみてください。)

(以下の図は、■7%以上■6.5-6.9%■6.1-6.4%■6%以下です。)

当院の初診時のHbA1c分布。約3分の2は7%以上。

従来治療だけでも、3分の2の患者様がHbA1cは6.5%以下(JDS値)

2008年5月の段階では、外来通院患者様の3分の2がHbA1c6.5%以下でした。従来の治療だけでも、十分にHbA1cは6.5%以下にできるような高い水準の医療を提供してまいりました。この時点では、インクレチン治療、つまりDPP4阻害剤やGLP1誘導体治療は行っておりませんでした。それでも、これだけ優れた治療成績となった理由には、様々な外来診療に対する相違工夫や糖尿病療養指導士の協力があっての医療でした。

(2008年5月の集積データです。)

HbA1c6%以下が半数以上。なんと「HbA1c5%台が普通」になりました。

下の図は、DPP4阻害剤の服薬後、6ヶ月のHbA1cの分布です。青はHbA1c6%以下、橙色は6.1-6.4%です。青色はDPP4阻害剤服用時の半数以上(57%)でした。橙色は20%。合計で77%になります。つまり4分の3が、HbA1cは6.5%未満になっており、極めて良好な血糖コントロールを達成しています。おそらく、この臨床成績は日本でもトップレベルでしょう。現在は2008年よりも、さらに遙かに改善しています。

(以下の図は、■7%以上■6.5-6.9%■6.1-6.4%■6%以下です。)

HbA1cは従来療法でも十分下げられますが、新薬ではさらに下がります。

下の図は、初診時のHbA1c、DPP4阻害剤開始前のHbA1c、DPP4阻害剤の服薬後3ヶ月後のHbA1c、6ヶ月のHbA1cを折れ線グラフにしたものです。HbA1cが服薬前、6.5%未満になっていた患者様が33名だったので、その患者様のデータをまとめました。他の医療施設では治療困難だった患者様が、こんなにまで血糖コントロールができるのだろうか、と皆様が驚くくらいの医療水準で、糖尿病治療は行われています。HbA1cの5%台は、当院では普通であることが、このデータからわかっていただけると思います。 引用論文 Endocr Res. 2012;37(4):175-81. doi: 10.3109/07435800.2012.662664. Epub 2012 May 23. A new preventive strategy for hypoglycemia incorporating added food diet in patients with type 2 diabetes who received sitagliptin therapy. Meguro S, Sano M, Kawai T, Matsuhashi T, Mogi S, Fukuda K, Itoh H, Suzuki Y
!cid_44D2F7EC-26C8-45ED-8F32-59FD8A520DDF

糖尿病専門外来システムのご紹介

原則予約制、1ヶ月に1回の通院

予約制です。お電話でご予約いただくか、外来診療後に次の外来の予定を立てていただくシステムです。 採血データと、そのグラフを印刷し、毎月お渡しいたします。HbA1cはその経時変化がきれいに整理され、季節変動も考慮しながら、きめこまやかな指導が可能になります。 2週間に1回の外来でもかまわない、とお考えの方には、そちらもお勧めします。院長の経験から、糖尿病外来は通院頻度が高く、まめに外来に通院している方ほど、血糖コントロールは改善します。2ヶ月処方、3ヶ月処方をすると、ほとんどの方の血糖コントロールは悪化していきます。

初診の方へ

*糖尿病外来の初診は予約が必要となります。必ずご連絡ください。

*院長鈴木の初診予約は約1ケ月~1ケ月半待ちとなります。(月・水:午後2時~3時)

*江本医師:初診予約:月曜 午前10時~11時     *渡邊医師:初診予約:火曜 午前8時30分~10時    *田中医師:初診予約 : 火曜 午後2時~3時

紹介状がなくても受診できます。

他院に通院歴がある場合には、紹介状をいただいたほうが診療方針をたてる時に役立ちます。初診には時間がかかる場合がありますので、あらかじめ、03-3234-6060 まで予約のお電話をください。 プライマリー外来、初診外来など、院長とゆっくりお話できる時間を受付スタッフが判断し、ご案内いたします。

再診の方へ

1ヶ月に1回の通院を原則としています。1ヶ月に1回は、モチベーションを維持するのに、外来の患者様に丁度よいと考え外来を行なっております。血糖コントロール良好な患者様の中には2〜3ヶ月に一回の通院の方もいらっしゃいます。検査だけを数日前に済ませておけば、結果を確認しながら明確でスピーディな診療が可能です。混雑緩和、待ち時間短縮のために”ご予約”をお願いいたします。 当院に通院の患者様は、本当にコンプライアンスの高い方が多く、感謝しております。都心にあり、利便性がいいこともありますが、皆様がインターネットなどで、すでに当院の方針を読んで、クリニックの方針やシステム構成、その目的とその内容を理解した上で来院されている方が多いので、それが外来の運用にとても貢献していただいております。当院の待ち時間が短いのは、実は、そういう患者様に、支援していただいているおかげなのです。

担当医

鈴木吉彦 医師   松崎医師 江本直也 医師 松崎医師    
鈴木吉彦 医師   渡邊 麻里医師  江本直也 医師 田中花林 医師
加藤麻里医師 加藤麻里医師       
                 
  • Ⅰ型糖尿病の患者さんにお勧めする書籍

ナイスコントロール! ガリクソン投手のおくりもの

本当の名著だと思います。執筆した本人が、何度読んでも感動してしまうくらいなのですから。書店ではもうみかけませんが、幸い、最近、ネット販売で、オークションにありますが、1冊5000円の、貴重な書籍になっているようです。ガリクソン投手はもちろんのこと、その当時、陰で応援していただいた桑田真澄選手にも本当に感謝しています。

その他、糖尿病専門医鈴木吉彦医師が出版した書籍やコンテンツはこちらから

ご予約・お問い合わせはこちら
03-3234-6060
メールでのお問い合わせはこちら » info@iryoo.jp